ワイヤー矯正は、歯に「ブラケット」と呼ばれる小さな装置を接着し、そこに「ワイヤー」を通すことで歯を動かしていく歴史が深く、ほぼ全ての症例に適用可能なスタンダードな治療法です。
一昔前のワイヤー矯正では、金属製の目立つブラケットが主流でした。金属製は壊れにくくて良いのですが、やはり目立ってしまいますので抵抗がある方がほとんどです。最近では、審美性の高い様々なタイプのブラケットやワイヤーが登場し、かなり目立ちにくくなっています。
ブライフ矯正歯科では治療中の見た目に配慮しておりますので、見える部分に金属製のブラケットは装着致しません。その上で、主に2種類の装置をご用意しております。
プラスチックブラケットとシルバーワイヤー
セラミックブラケットとホワイトワイヤー
「ブラケットとワイヤーで歯を動かす治療法」という点ではどちらも同じですので、治療結果も同じと考えていただいて構いません。
ブラケットが金属からプラスチックになるだけでもかなり印象は変わります。細かいことを言うと、プラスチックは変色しやすいため、最初は綺麗なのですが治療の後半(2年程度経過)になるとやや黄色くなってしまうこともあります。その点、セラミックのブラケットは歯の色に近いだけでなく、長期的にも変色が起こらないので治療期間中綺麗な色を保てます。
また、ブラケットをセラミックにして、さらにワイヤーは表面を白くコーティングしたホワイトワイヤーを使用すると歯と色調が非常に馴染みますので、最も目立たないワイヤー矯正と言えます。
その上で、
●極力費用を抑えたい場合:プラスチックブラケットとシルバーワイヤー
●より目立たない装置をご希望の方:セラミックブラケットとホワイトワイヤー
のように選択して頂ければと思います。
ブラケットとワイヤーを用いた治療の代表的なメリット・デメリットについて
メリット
●マウスピース矯正と比較し費用が抑えられる |
デメリット
●装置が見えてしまう |
デメリットの中でも、装置が見えてしまうことについては避けられませんが、歯磨きについてはコツを掴めば問題なくできますし、口内炎も治療の初期段階だけのことがほとんどです。
マウスピース矯正との最も大きな違いとして、ワイヤー矯正は取り外しが基本的にできません。その特徴は実はメリットでもあるのです。装置が取り外せない代わりに、治療がご自身の努力なくスムーズに進行していきます。
一方でマウスピース矯正の場合は、ご自身で装置の取り外しを行なっていただく必要があるため、それが面倒と感じられる患者様にもワイヤー矯正は選ばれております。
矯正歯科治療は公的健康保険適用外の自費(自由)診療です。 一般的な治療期間:2年から3年、一般的な通院回数:20回~30回 矯正歯科治療の一般的なリスクと副作用:・痛み ・口腔内不潔域の拡大と自浄作用の低下・歯根への影響(歯根の短小、歯の失活、歯肉退縮、歯根露出、失活歯の歯根破折)・顎関節症状・後戻り·加齢による変化・骨癒着 |