当院ではインビザラインで矯正治療を行う患者様にデンタルモニタリング(遠隔診療システム)を導入しています。

デンタルモニタリングとは患者様のお手持ちスマートフォンを使用し、AIと矯正医の連携のもとで遠隔診療を行うシステムです。

 

 

通常、インビザラインで治療を行う際は2〜3ヶ月ごとに来院していただきアライナーのフィッティングの確認や予定通りに歯が動いているかなどのチェックを行います。インビザラインはワイヤー矯正と違い、患者様ご自身で約1週間ごとにマウスピースの交換を行っていただき治療をすすめていく治療になります。その為、ワイヤー矯正のように1ヶ月に1度の矯正医による調整などは特に必要ありません。

ですが、トラブルがあった場合に患者さんが気づかずに治療を進めてしまうと、歯が思わぬ方向にずれてしまったりすることがあります。こうした問題を早期に発見することができるか?というのがインビザライン治療ではとても大切です。

そこで、当院ではデンタル・モニタリングを導入し、専用のアプリを通してマウスピースを交換する前に写真を撮影し送っていただくことでマウスピースを交換するたびにAIと矯正医による遠隔診療を受けられるようになりました。その為、患者様だけでなく医院としても安心してインビザラインの治療を提供するためのシステムとなっています。

 

デンタル・モニタリングの仕組み

1、専用の撮影キットとアプリを使いマウスピース交換ごとに写真を撮影する

2、撮影した写真をAIが分析し矯正医が確認する

3、 12時間以内にアプリに通知が来るのでそれに従い交換する

これらの手順をマウスピース交換ごとに繰り返していただくだけです。

こちらの指定したマウスピース交換日に合わせてアプリより通知がいきますので交換のタイミングも忘れず管理していただけるようになっています。

 

デンタルモニタリングのメリット

メリット

■効率的な治療・・・デンタルモニタリングによりマウスピース交換ごとに口腔内の状態を把握できるようになります。歯の移動不足やマウスピースの不適合などが起きていると、AIによって早期に発見できるため、その後のリカバリー処置がスムーズに行えるようになります。そのため、効率的な治療が可能となり、追加アライナーの減少や治療期間の短縮にもつながります。また、不測事態にも早期に対応できるので安心です。

■歯並びの変化を一目で実感・・・写真に残すことで、歯並びの変化をリアルタイムで観察し記録することができるので、患者様のモチベーションの維持にもつながります。マウスピースの状態だけでなく歯肉の状態など口腔内の健康管理も同時に確認できます。

■通院回数の軽減・・・デンタルモニタリングは、遠隔で予定通り歯が動いているかどうか、マウスピースが歯列に適合しているか確認します。

通常は定期的に通院していただいて行っているこれらのチェックですが、デンタルモニタリングを使用すれば、歯の動きが安定していると、経過観察のためだけに受診していただく必要がなくなり、来院回数を最小限に抑えることが期待できます。そのため、転勤等で遠方に行く可能性がある方でも矯正治療を始めやすくなるのではないでしょうか。

デメリット

■通院回数が少ない・・・医院に来院する回数が少なくなるため、ちゃんと治療が進んでいるのかなど不安に思ってしまう方もいるかもしれません。そのような方には短い間隔で来院していただくことも可能です。

■写真を撮るのが手間・・・マウスピース交換ごとに写真をとって送っていただく必要があるので、その作業を手間に感じてしまうことがあるかもしれません。ですが、それを行っていただくだけで現在のお口の状態を把握し適切なアドバイス等を来院しなくても受けることができます。

また、アプリを通してメッセージを送ることができるため不安なことや疑問、トラブルなどがあっても当院とのコミュニケーションも取りやすくなっております。

デンタルモニタリングは、単に通院回数を減らすだけのシステムではなく患者様に安心して治療を受けていただくためのシステムです。患者様主体で治療を進めていくインビザラインによる矯正治療に不安をお持ちの方でも安心して始めていただける一つの理由になると良いと思います。ワイヤー矯正の方には毎回、矯正医による調整が必要になりますのでデンタル・モニタリングは適用しておりません。

矯正歯科治療は公的健康保険適用外の自費(自由)診療です。
一般的な治療期間:2年から3年、一般的な通院回数:20回~30回
矯正歯科治療の一般的なリスクと副作用:・痛み ・口腔内不潔域の拡大と自浄作用の低下・歯根への影響(歯根の短小、歯の失活、歯肉退縮、歯根露出、失活歯の歯根破折)・顎関節症状・後戻り·加齢による変化・骨癒着