噛み合わせは矯正治療で治る？悪いと起こる5つの症状や治療の効果を解説

矯正歯科治療というと、多くの方が「歯並びをきれいにする」ことを思い浮かべるかもしれません。

実は「しっかり噛める状態を維持する」ことも、矯正歯科治療が目指す重要なゴールです。

「噛みづらい」「片側でしか噛めない」などの違和感が続くと、歯や顎に負担がかかり、体全体のバランスまで崩してしまうことがあります。

噛み合わせを早めに整えておくことは、不調を未然に防ぐためにも大切です。

この記事では、噛み合わせが悪いことで起こりやすい症状や、矯正歯科治療で改善するメリットなどを詳しく解説していきます。

矯正歯科治療は公的健康保険適用外の自費（自由）診療です。
一般的な治療期間：2年から3年、一般的な通院回数：20回～30回
矯正歯科治療の一般的なリスクと副作用：痛み ・口腔内不潔域の拡大と自浄作用の低下・歯根への影響（歯根の短小、歯の失活、歯肉退縮、歯根露出、失活歯の歯根破折）・顎関節症状・後戻り·加齢による変化・骨癒着

噛み合わせを矯正しないと起こりやすい5つの症状

噛み合わせのズレを放置してしまうと、歯の問題にとどまらず、全身にさまざまな影響が現れることがあります。

代表的な症状は、次の5つです。

・歯周病や歯の破折
・顎関節症や歯ぎしり・食いしばり
・頭痛・肩こりなど全身不調
・片噛みによる顔のゆがみ
・噛みにくさによる消化不良

以下からは、噛み合わせの乱れによって起こりやすい症状を詳しく見ていきましょう。

歯周病や歯の破折

噛み合わせが悪いと、特定の歯にだけ極端な力が集中しやすくなります。

結果、力がかかり過ぎている歯が欠けてしまうことも。

強く噛みすぎている歯は、周りの骨を徐々に吸収させてしまうことがあります。

すると、歯と歯ぐきの間に歯周ポケットと呼ばれる深い溝ができ、最終的に歯のぐらつきへとつながるケースも少なくありません。

8020推進財団が公開している抜歯理由の統計データ（2018）によると、歯を失う原因の第1位は歯周病、2位は虫歯、3位は歯の破折とされています。

データからもわかるように、噛み合わせの悪さは歯の寿命に深く関わる、見過ごせない要因のひとつといえます。

顎関節症や歯ぎしり・食いしばり

顎関節症は次のような症状がよく見られます。

・食事やあくびのときに、顎やこめかみに痛みがでる
・口の開け閉めで「カクッ」「ジャリ」と音がなる
・口が開きづらくなる

顎関節症や歯ぎしり・食いしばりの原因は、緊張やストレス、姿勢の悪さなどさまざまです。

噛み合わせのズレも、一因と考えられています。

歯科医院での噛み合わせチェックのほか、症状に合わせて就寝時のマウスピース使用や、生活習慣・ストレスの見直しを行い、症状の改善をめざします。

頭痛・肩こりなど全身不調

噛み合わせが悪いと、噛むときに使われる筋肉に負担がかかります。

とくに影響を受けやすいのが、耳の下からエラにかけて位置する咬筋や、こめかみの少し上にある側頭筋です。

筋肉が緊張すると血流が悪くなり、酸素が行きわたらなくなることで、頭痛や肩こりにつながることがあります。

頭痛は、こめかみ・後頭部・側頭部にあらわれやすく、鈍痛やズキズキとした痛み、圧迫感が慢性的につづくケースも少なくありません。

朝起きたときや長時間のデスクワーク後に痛みが強く出る原因として、就寝中の歯ぎしりや日中の食いしばりも関係するともされています。

片噛みによる顔のゆがみ

左右の歯でバランスよく噛めていないと、片側の筋肉ばかりに負担がかかり、フェイスラインに左右差が生じてくることがあります。

たとえば、顎の先が噛む側へとずれて見えたり、噛む側の口角だけが上がっているように見えたりするケースもあります。

片噛みは、虫歯や歯周病、被せ物の噛み合わせの悪さなど、噛みにくさを引き起こす具体的な要因があることも少なくありません。

早めに歯科医院でチェックを受け、原因をはっきりさせておくことが大切です。

噛みにくさによる消化不良

食べ物は本来、前歯でちょうどよい大きさに噛み切り、奥歯ですりつぶしてから胃腸へ送られるのが理想です。

噛み合わせにズレがあると、十分に砕けないまま飲み込んでしまい、胃もたれや消化不良の原因になることがあります。

うまく噛めないことで「肉を飲み込むまでに時間がかかる」「顎が疲れて最後まで食べきれない」という経験がある方もいるかもしれません。

噛みにくさは、食べる楽しさや満足感を下げると同時に、体の健康にも影響することがあります。

噛み合わせ矯正の治療方法

噛み合わせの改善を目的とした矯正歯科治療でも、使用する装置や治療の流れは、歯並びの矯正と基本的に同じです。

矯正歯科治療は、歯並びだけ、噛み合わせだけと分けて治すのではなく、両方を整えることを前提としています。

代表的な方法は、以下の3つです。

・ワイヤー矯正
・マウスピース矯正
・外科的な矯正（外科矯正）

以下からはそれぞれの治療方法について、詳しく解説していきます。

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は、歯にブラケットと呼ばれる小さな装置を接着し、ワイヤーを通して力をかけながら、歯を動かしていく治療方法です。

表側に装置をつける一般的なワイヤー矯正のほか、裏側に装置をつける「裏側矯正」、上の歯は裏側・下の歯は表側につける「ハーフリンガル矯正」もあります。

ワイヤー矯正は、固定式で24時間継続的に力をかけられるため、歯を効率よく動かせます。

そのため、幅広い症例に適応しやすく、噛み合わせのズレが大きい場合にも治療を進めやすい点が特徴です。

マウスピース矯正

透明なマウスピースを1〜2週間ごとに交換しながら、少しずつ歯を動かしていく矯正方法です。

目立ちにくく、取り外せるというメリットから、見た目が気になって矯正歯科治療に踏み出せなかった方からも選ばれています。

マウスピース矯正は、軽度から中等度の乱れを改善する場合に、とくに効果を発揮する治療法です。

1日20時間以上の装着が必要なため、継続して装着できるかどうかが治療の効果に影響します。

外科的な矯正（外科手術）

外科手術は、歯の位置だけでなく、顎の骨格にズレがあるときに検討される治療法です。

たとえば、下顎が骨格ごと前に突き出した受け口など、骨格の位置そのものに問題があるケースが該当します。

外科矯正では、まず手術の前に1〜2年ほどかけてワイヤー矯正を行い、手術後に正しく噛み合うよう歯の位置を整えます。

手術後も1年前後、ワイヤー矯正で歯並びと噛み合わせを仕上げていくため、全体としては長期間にわたる治療です。

外科的矯正が必要になるのは限られたケースです。

多くの方は、ワイヤー矯正やマウスピース矯正で歯並びと噛み合わせの両方を整えられます。

矯正治療で改善できる噛み合わせのタイプ

矯正治療で改善できる不正咬合（歯並び・噛み合わせが悪い状態）には次のものがあります。

・出っ歯
・受け口
・開咬
・過蓋咬合
・八重歯・叢生

以下からはそれぞれのタイプごとに、噛み合わせへの影響や矯正方法を解説します。

出っ歯

出っ歯は、上の前歯や上顎全体が、下の歯よりも前方に出ている状態です。

前歯には、食べ物を噛み切るという重要な役割があります。

出っ歯の状態では上下の前歯がうまく噛み合わないため、噛み切りの機能を十分に発揮できません。

食事のたびに奥歯に頼りがちになり、奥歯に負担がかかってしまいます。

矯正歯科治療では、前に傾いている前歯の角度を整えたり、上顎全体を奥に下げることで、歯の機能と見た目の両方を改善することができます。

受け口

受け口は、下の前歯や下顎全体が上の前歯よりも前に出ている状態です。

発音や咀嚼、顎関節にも影響を与えやすい噛み合わせです。

出っ歯とは逆に、下の歯が前に出ているため、やはり前歯で食べ物を噛み切ることが難しくなります。

矯正歯科治療では、前に出た下顎の位置や歯の傾きを整え、正しく噛み合うよう調整することが可能です。

子どものうちなら顎の成長力を利用した治療ができるため、比較的短期間での改善が可能です。

一方、大人で骨格的なズレが重度の受け口は、外科手術を組み合わせて対応するケースもあります。

開咬

開咬は、奥歯でしっかり噛んでも、上下の前歯が噛み合わずに隙間ができてしまう状態です。

下顎をずらせば前歯が当たる出っ歯とは異なり、開咬は顎をずらしても前歯がまったく噛めません。

そのため、奥歯に過度な力がかかりつづける噛み合わせです。

奥歯の摩擦や割れ、顎関節症を引き起こすリスクがあります。

矯正歯科治療では、上下の前歯が噛み合うように前歯を引っ込めたり、奥歯を低くしたりして、噛み合わせを整えることが可能です。

開咬は、舌癖や口呼吸などの習慣が原因となっている場合が多く、改善も同時に行い、後戻りを防ぎます。

過蓋咬合

過蓋咬合は、噛み合わせが深く、下の前歯がほとんど見えないほど上の歯におおわれている状態です。

上下の歯が強く噛みこみすぎてしまうため、下顎を動かしづらく、顎関節に無理が生じやすい噛み合わせです。

顎の痛みや顎関節症につながることがあります。

矯正歯科治療では、奥歯の高さを上げたり、前歯を歯ぐき方向に沈ませたりする方法を組み合わせながら、噛み合わせバランスを調整します。

八重歯・叢生（そうせい）

歯が重なり合ったり、ねじれたりしていて、ガタガタに並んでいる状態です。

歯並びがズレているため、噛む力がすべての歯に効率よく分散されません。

とくに犬歯は、下顎を横にずらしたときに最初に当たる歯で、奥歯を守る重要な役割をになっている歯です。

八重歯は高い位置に生えているため、噛み合わせに参加できず、奥歯の保護機能を果たせません。

また、叢生や八重歯は、そもそも歯が並ぶスペースが足りていないケースが多いです。

矯正歯科治療では歯の側面を薄く削ってスペースを作ることや、抜歯を検討することもあります。

なるべく歯を残す方法を選べるように、精密な診断を行ってから治療計画を立てていきます。

矯正治療で噛み合わせを整えるメリット

矯正歯科治療で噛み合わせを整えると、次のようなメリットが得られる可能性があります。

・噛み合わせを根本から整えられる
・歯の寿命をのばしやすくなる
・日常の癖や不調の改善にもつながる

ここからは、噛み合わせを整えることで期待できる効果を一つずつ見ていきましょう。

噛み合わせを根本から整えられる

矯正歯科治療は、歯だけでなく顎の位置や骨格全体を見直しながら進めていきます。

そのため、治療を始める前には、骨格の検査・診断を慎重に行うことが重要です。

矯正歯科治療では「セファログラム」と呼ばれるレントゲンを使った診断を行います。

顔全体の骨格や顎の位置関係をとらえることができる、一般歯科ではほとんど見られない、矯正専門ならではの設備です。

矯正歯科治療は、骨格から診断するため、歯の高さや形を変える被せ物治療や、歯を削って調整する方法とは根本的に異なります。

噛み合わせの不調を引き起こしている歯の位置そのものを動かし、ズレの原因から整えていくことが可能です。

歯の寿命をのばしやすくなる

噛む力がかたよったまま噛みつづけることは、歯にとって負担の強い環境です。

歯が欠けやすくなるだけでなく、最悪の場合は真っ二つに割れて抜歯が必要になることも。

矯正歯科治療で噛み合わせが整うと、かかる力が全体に分散されるようになり、特定の歯に負担が集中しにくくなります。

同時に歯並びも整うので、歯磨きがしやすくなり、虫歯や歯周病の予防にもつながります。

年齢を重ねても、自分の歯でおいしく食べられることは、何にも代えがたい財産です。

日常の癖や不調の改善にもつながる

舌で前歯を押す癖や口呼吸は、歯並びや噛み合わせを悪くする原因のひとつです。

矯正歯科治療では、舌や口まわりの筋肉を鍛えて、鼻呼吸を促すトレーニングを取り入れることがあります。

口呼吸の改善は、治療後の後戻りを防ぐだけでなく、風邪や感染症の予防、質のよい睡眠にもつながりやすいです。

また、噛み合わせを整えると、姿勢も変わることがあります。

顎の位置や噛む力の左右差は、首や肩、背骨など体全体のバランスと深く関わっているためです。

噛む力が左右均等になることで、顎や首の力みがやわらぎ、頭の重心も安定します。

体の軸が整うことで「肩こりが楽になった」「頭痛が減った」などの変化を実感する方もいます。

噛み合わせ矯正後のケア方法

矯正治療が終わった後でも、次のように歯の状態をしっかり維持することが大切です。

・保定装置を使う
・口腔ケアを徹底する
・定期的に歯科医にチェックしてもらう
・違和感が続くようなら担当医に相談する
・必要に応じて他院に相談する

以下からは、こうしたケア方法について詳しく見ていきましょう。

保定装置を使う

矯正治療が終わった後、歯が元の位置に戻らないように保定装置（リテーナー）を使います。

保定装置は矯正治療後の歯の安定を助ける大切な役割があります。

最初は1日20時間ほど装着し、最終的に夜間のみになるのが一般的。

しかしながら、使用期間や頻度は個人差があるので、歯科医の指示に従って使うことが重要です。

もしケアを怠ると、矯正した歯が元に戻ってしまう可能性があります。

たとえば、歯が動き始めてしまい、せっかく治療した結果が台無しになってしまうことがあるのです。

口腔ケアを徹底する

矯正治療後は、歯が汚れやすくなるため、食後にはしっかりと歯を磨き、フロスや歯間ブラシを使って歯の隙間もきれいにしましょう。

硬い食べ物や粘着性のある食べ物は、歯に負担をかけたり、汚れが残りやすいため避けてください。

もし口腔ケアを怠ると、歯に汚れが残り、虫歯や歯周病の原因になることがあります。

また、食べ物のカスが残ってしまうと、磨き残しが酸を発生させることで、歯の表面が溶けやすくなることもあります。

定期的に歯科医にチェックしてもらう

治療後も、定期的に歯科医師にチェックしてもらうことが必要です。

矯正した歯が元の位置に戻っていないか、噛み合わせが安定しているかを確認してもらいましょう。

必要に応じて微調整を受けることで、より長期的に健康な歯を保つことができます。

もし定期的なチェックを受けないまま放置してしまうと、歯の位置が少しずつずれてしまい、再度矯正が必要になる場合があります。

また、噛み合わせが不安定だと、顎や歯に余計な負担がかかることがあります。

違和感が続くようなら担当医に相談する

矯正歯科治療では、今の噛み合わせを一度リセットしてから並べ直すため、治療途中では一時的な噛みにくさを感じることはよくあります。

しかし、最終的にはしっかりと噛める状態に整えて終えることが、本来あるべき治療のゴールです。

治療が終わったにもかかわらず「うまく噛めない」「以前より噛みづらい」といった感覚が続く場合は、遠慮せずに担当医へ相談しましょう。

時間とお金をかけて頑張ってきた治療の最後に、納得できないまま終わってしまうのは気持ちの面でも負担になります。

また、後戻りが原因と考えられる場合には、保定装置の再調整や必要に応じて再治療での対応も可能です。

必要に応じて他院に相談する

担当医に相談しても不安が解消されないときは、ほかの矯正歯科で意見を聞いてみるのもひとつの方法です。

残念ながら、すべての歯科医院で噛み合わせまで丁寧に診てくれるとは限らず、矯正を専門としていない歯科医師が対応しているケースもあります。

前歯の見た目ばかりが重視され、噛み合わせの調整が十分に行われないことも、まれにあるのです。

次の医院を探す際は、矯正治療の経験や診療内容、カウンセリングでの説明の分かりやすさなどを総合的に確認して、自分に合った歯科医院かどうかを見極めていきましょう。

あわせて、歯科医院のホームページやSNSなどで、これまでの症例写真や実績を確認しておくと安心です。

治療がすでに終了していれば、もとの歯科医院の許可を得なくても、別の歯科医師に相談することは問題ありません。

噛み合わせと矯正治療についてのよくある質問

ここまで、噛み合わせの乱れによって起こりやすい問題や、矯正治療法、治療後のケアなどを解説してきました。

最後に、噛み合わせを整えるために矯正歯科治療を検討している方から、よく寄せられる質問を紹介します。

・噛み合わせを矯正治療で治すための期間と費用は？
・部分矯正でも噛み合わせは治せますか？
・顎の発達と矯正治療の関係は？

3つの質問について、ここから順番にお答えしていきます。

噛み合わせを矯正治療で治すための期間と費用は？

全体的な噛み合わせ改善を目的とした、矯正歯科治療の費用と期間の目安は、以下のとおりです。

上記のほかに、初回の検査や診断に5万円前後、通院ごとの調整料として1〜2ヶ月に1回、5,000円前後がかかるケースが一般的です。

矯正歯科治療は自由診療にあたるため、費用や支払い方法は歯科医院ごとに異なります。

初回カウンセリング時に、費用や通院頻度についても、よく確認しておきましょう。

※ブライフ矯正歯科の料金表は、こちらをご覧ください。

マウスピース矯正でも噛み合わせは治る？

マウスピース矯正でも多くの症例で噛み合わせを改善することが可能です。

近年は技術の進歩によって、対応できる症例の幅が広がり、以前は難しかった噛み合わせのズレにも対応できるようになってきました。

ただし、歯の移動量が多くなる場合などでは、ワイヤー矯正の方が適していることもあります。

どの方法が合っているかは、歯の状態や患者さんのライフスタイルによっても変わってきます。

精密な検査と診断を受けたうえで、歯科医師と相談しながら判断していくことが大切です。

部分矯正でも噛み合わせは治せますか？

部分矯正は、前歯の軽度なズレなど、見た目が気になる箇所だけを対象とした治療法です。

噛み合わせに違和感がある場合、奥歯から動かして全体のバランスを整えることが多くなります。

そのため、部分矯正では対応が難しいケースがほとんどです。

部分矯正を希望する場合でも、まずは精密検査を行い、治療後の噛み合わせに問題が生じないかを慎重に診断してくれる歯科医院を選ぶことが重要です。

顎の発達と矯正治療の関係は？

矯正治療は、顎が成長している時期に行うことで、効果が表れやすくなります。

特に、子どもの成長過程で矯正を始めると、顎の発達を手助けし、歯並びが自然に整いやすくなります。

早いうちに治療を始めることで、将来的な問題を避けやすいものです。

一方、成人の場合は、顎の骨がほぼ完成しているため、治療には少し時間がかかります。

しかし、大人でも歯並びや噛み合わせを改善することはでき、治療を通じて顎の位置を調整することが可能です。

矯正歯科医は噛み合わせを診られる専門家！まずは相談してみよう

矯正歯科治療は、見た目と噛み合わせの両方をバランスよく改善させる治療です。

被せ物が1本だけ高いなどの部分的な問題であれば、矯正歯科治療をしなくても簡単な調整で改善することもあります。

しかし、噛みづらさや違和感が長く続いている場合には、歯並びや顎のバランスが関係している可能性もあるため、全体を診る視点が必要です。

「どこでみてもらえばいいのかな」「矯正で本当に治るのかな」など、迷いがある方はまずは矯正歯科で相談してみましょう。

ご自身の現在の状態を知ることで、解決方法が見えてくるはずです。

ブライフ矯正歯科では、不調の原因を精密に検査したうえで、一人ひとりに合わせた治療計画をご提案します。

治療後も、食事が楽しめる健康的な状態を維持できるよう、継続してサポートいたします。

気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。